最新のデザイナー採用方法とおすすめサービス6選
企業にとってデザイナーの採用はもちろん、優秀なデザイナーを見つけるのは簡単なことではありません。特に業務委託での採用となると、自社のデザインチームと連携しながら効率的に業務を進めることができる適切な人材と出会えるか?という悩みを抱える企業も少なくありません。
本記事では、業務委託を活用したデザイナー採用方法と共に、おすすめのサイトを6選ご紹介します。
デザイナー採用の現状とトレンド
現在、業務委託でのデザイナー採用がトレンドになっています。
その背景には、クリエイティブニーズの増加とクリエイターの母集団が決して多く無いことから需給バランスが崩れている実態や働き方の多様化やプロジェクトベースの業務の増加があります。企業はフルタイムの従業員に比べて、業務委託のデザイナー採用であれば、必要なスキルを持つ人材を迅速に確保し、プロジェクトの要求に応じて柔軟にリソースを調整することが可能になるからです。
業務委託採用の利点と増加する背景
業務委託の利点としては、まずコスト効率の良さが挙げられます。
フルタイム雇用に比べ、プロジェクトごとに必要な期間だけ契約できるため、コストを抑えることができます。また、プロジェクトに対して特定のスキルを持つデザイナーを必要な時に採用できるため、プロジェクトの質を高めることができます。
またデザイナー採用が増えている背景には、デジタル化の進展が大きく影響しています。デザイン業務がデジタルツールで行われるようになり、場所にとらわれずに作業が可能になりました。また、短期間で高品質な成果を求めるようになったため、専門性の高いデザイナーの需要が増加しています。さらに、多様な働き方を推進する流れの中で、フリーランスや業務委託という形態が一般化し、優秀なデザイナーがフリーランスや業務委託として活躍する場が増えてきているという背景があります。
業務委託とは?
業務委託の基本的な定義について説明します。
業務委託とは、企業が特定の業務やプロジェクトを外部の専門家や企業に依頼する契約形態を指します。
これは、短期間で専門的なスキルが必要なプロジェクトや、内部リソースの不足を補うために利用されることが多いです。
業務委託契約では、業務の遂行方法や勤務時間などは委託先の裁量に任されるため、柔軟な働き方が可能です。この点でプロジェクトベースの案件は、フリーランスや業務委託のデザイナーなど専門職の採用に適しています。
業務委託の仕組みと法律面の注意点
業務委託の仕組みは、発注者と受注者が契約を結び、発注者が指定した業務を受注者が遂行するというものです。ここで重要なのは、業務委託契約は雇用契約ではないため、受注者は独立した個人または法人として業務を行います。そのため、業務の進め方や作業時間の管理は受注者に委ねられます。
法律面で注意すべき点として、まず労働基準法が適用されないことが挙げられます。これにより、労働時間や休暇の規定がないため、契約内容に基づく柔軟な業務遂行が可能です。ただし、実質的に労働者と同じ扱いを受けている場合には、労働基準法の適用が求められる可能性があります。また、契約書には業務の範囲や報酬、納期などを明確に記載し、双方が合意することが重要です。
デザイナーに業務委託するメリット
案件単位での柔軟な依頼
業務委託の最大の利点は、前述の通り案件ごとにデザイナーを柔軟に採用できる点です。
これにより、プロジェクトの規模や期間に応じて最適な人材を選ぶことが可能となります。特に、短期間のプロジェクトや特定のスキルセットが必要な業務では、業務委託が非常に有効です。必要な期間だけ契約を結ぶため、余分な人件費を削減できるのも大きなメリットです。
コスト削減の可能性
業務委託では、フルタイムの従業員を雇用するよりもコストを抑えられるケースが多いです。固定の給与や福利厚生費用が不要なため、プロジェクトの予算管理が容易になります。さらに、業務ごとに支払いを行うため、支出の透明性が高く、コスト管理がしやすくなります。
負担の軽減
業務委託を活用することで、企業は社内リソースを他の重要業務に集中させることができます。
デザイン業務を外部に委託することで、社内の管理負担が減少し、効率的にプロジェクトを進めることが可能です。また、外部の専門家による高品質なデザインが期待できるため、社内での再確認や修正作業が減り、全体的な業務効率が向上します。
これらのメリットを踏まえ、業務委託でのデザイナー採用を検討することで、企業はより効果的にプロジェクトを進めることができるでしょう。具体的な採用方法やおすすめのサイトについては、次のセクションで詳しく紹介します。
おすすめのサービス6選
1. オプサー (opusr)
▲出典[https://opusr.jp/]
オプサーは、高度なスキルを持つクリエイターを見つけるためのプラットフォームです。ポートフォリオベースのマッチングを通じて、デザイナーとクライアント間のミスマッチを効果的に防いでいます。
プロジェクトベースでの契約が可能で、請負契約・準委任契約ともに可能。デザイナーのポートフォリオや実績を詳細に確認し、案件相談が可能です。また、コミュニケーションツールも充実しており、スムーズな業務委託採用が可能です。
2. ランサーズ (Lancers)
▲出典[ https://lancers.jp/ ]
ランサーズは、日本国内最大級のクラウドソーシングサービスです。デザインだけでなく、多種多様な職種のフリーランスが登録しており、プロジェクト単位での依頼が可能です。デザイナーのポートフォリオや過去の評価を閲覧することができ、信頼性の高いデザイナーを見つけることができます。
特定のスキルに限らず幅広いニーズに対応できる点が魅力です。また、ユーザー数が多いため、募集案件に対する応募も多く期待できます。
3. クラウドワークス (CrowdWorks)
▲出典[ https://crowdworks.jp/]
クラウドワークスも国内大手のクラウドソーシングサービスで、デザインからライティング、プログラミングまで幅広い職種のフリーランスが登録しています。プロジェクトベースや時間単位での契約が可能で、デザイナーの評価やレビューを参考にしながら選ぶことができます。
また、クラウドワークスアカデミーを通じて、フリーランスのスキル向上を支援している点も特徴です。
4. ココナラビジネス (Coconala Business)
▲出典[https://coconala.com/business/]
ココナラは、スキルのマーケットプレイスとして、デザインやイラスト、動画制作など様々なスキルを持つフリーランスが登録しています。デザイナーの提供するサービスを直接購入する形式で、細かい要望に応じたサービスが受けられます。
5. 複業クラウド
▲出典[https://cl.aw-anotherworks.com/]
複業クラウドは複業・フリーランス人材のための求人検索・仕事探しに特化した、完全無料の複業マッチングプラットフォームです。営業、マーケター、エンジニア、デザイナー、コーポレート、人事、広報PR、制作ライター、エグゼクティブコンサル、カスタマーサクセスサポート、PMの11職種をメイン職種とし、全80職種にあたる人材が登録しています。
6. Workship
▲出典[https://enterprise.goworkship.com/]
Workshipは、クリエイティブ業界に特化したフリーランスのマッチングサービスです。デザイナー、ライター、エンジニアなど、クリエイティブな仕事に従事するフリーランスが多く登録しています。プロジェクトの内容や条件に応じて、適切なフリーランスをマッチングしてくれるサービスです。
Workshipはクリエイティブ業界に特化しているため、デザインやコンテンツ制作に関するプロジェクトに強みがあります。また、厳選されたフリーランスが登録しているため、質の高いサービスが期待できます。
クラウドソーシングサイトの利用方法
クラウドソーシングサイトを利用してデザイナーを採用する具体的な例を説明します。
1. サイトへの登録
まずは、クラウドソーシングサイトに企業アカウントを作成します。
多くのサイトは無料で登録できますが、プレミアムプランを利用することで、より多くの機能や特典が利用できる場合もありますので企業の用途によって選択していただければと思います。
2. プロジェクトの投稿
登録が完了したら、デザイナーを募集するプロジェクトを投稿します。
主なステップとしては下記になります。
- プロジェクトのタイトルを入力
- プロジェクトの詳細(デザインの種類、必要なスキル、納期、予算など)を記載
- 応募条件や特記事項を追加
3. デザイナーの選定
応募が集まったら、デザイナーのポートフォリオや評価、レビューを確認し、最適なデザイナーを選定します。過去の実績やクライアントからのフィードバックを参考にすることで、信頼できるデザイナーを見つけることができます。
4. 契約締結・発注
デザイナーが決まったら、契約を締結します。契約書のテンプレートを利用し、プロジェクトの詳細を記載し、デザイナーと企業双方が契約内容に同意して、サイトを通じて契約を正式に締結します。
5. プロジェクトの進行管理
プロジェクト開始後は、サイト内のツールや外部のチャットツールを通じて進行管理を行います。定期的な進捗報告をデザイナーから受け、必要なフィードバックを提供して修正点を明確にします。コミュニケーションツールを活用し、迅速な対応を心掛けることで、デザインの品質を確保します。
6. 完成品の納品と検収
プロジェクトが完了したら、デザイナーから完成品が納品されます。納品物を受け取り、詳細を確認し、要件を満たしているかチェックします。必要に応じて修正を依頼し、検収が完了したら納品を正式に承認します。
7. 支払いの実行
納品が完了し、検収が済んだら、デザイナーへの支払いを実行します。一部のクラウドソーシングサイトでは、支払い管理が簡単に行えるシステムが整っています。
以上が、クラウドソーシングサイトを活用してデザイナーを採用し、プロジェクトを管理するための具体的な手順です。これにより、効率的にプロジェクトを進め、高品質なデザインを得ることができるでしょう。
まとめ
デザイナーの業務委託を検討する際には、各サービスの特徴を理解し、自社のニーズに最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。オプサーのような専門性の高いフリーランスが集まるサービスから、ランサーズやクラウドワークスのように幅広い職種に対応できるプラットフォームまで、様々な選択肢があります。
本記事を参考に、皆さんのプロジェクトの助けになれば幸いです。
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