オプサージャーナル
クリエイターの声

チャレンジングな仕事との出会いがある― そうらいさん

3DCGクリエイター・そうらいさん

#3DCG#フリーランス#インタビュー
投稿日2023年12月26日
更新日2024年08月16日

opusr Creator's Voice vol.7

オプサーで活躍されているクリエイターの皆様へ、クリエイターとしての想いやオプサーとの関わりについて語っていただくインタビュー企画《opusr Creator's Voice》。

今回は そうらい さんへ、活動を開始するまでの経緯や、オプサーを通じて実現した案件について聞かせていただきました。

Creator Profile

Name:そうらい
Category:3DCGにおけるキャラクターモデリング、背景モデリングなど
Profile:CG歴約3年(2023年12月現在)
独学でCGを学び、X(旧Twitter)への動画投稿やTVを通して知名度を上げる
過去の実績としては、MVのCGディレクターとしてVFXを担当、ゲームキャラクターのリギングアニメーション制作、市の宣伝でのモデリングなど活躍の幅は広い

ネット上で自分を自由に表現出来るツール、それがCGだった

ーCGのお仕事を始めたきっかけを教えてください。
高校2年生の時にPCを購入したことをきっかけに、独学でCGの勉強を始めました。

昔から何かを作ることが好きで、PCを使って制作活動を行いたいと思っていました。元々、映画がどのように作られているのかを調べること、中でもCGクリエイターの制作現場を知ることが好きでした。
2014年に公開された映画「寄生獣」を見たとき、実写合成がとてもリアルで興味を持ち、自分でも作るようになりました。

CGは当時高校生だった自分にとって予算0円で自分を表現できる一種のツールでしたが、勉強を始めてちょうど1年後、X(旧Twitter)を通じて初めてお仕事をいただきました。
そこからフリーランスクリエイターとして、立体広告サイネージやMVのVFX、フォトリアル系などの仕事に携わってきました。


ー独学とのことですが、どのように学びましたか?
基本的には、Youtubeを使って勉強をしていました。
Youtubeは本や通信教育などと異なり、倍速で学べるのでその分成長も早いです。
また、日本のチャンネルよりも、海外クリエイターのYoutubeチャンネルは情報量が多いため、よく見ていました。

制作工程を身につけていくと同時に、色々なクリエイターの作品を見ることでネタを増やし、あとは実践を繰り返すことで出来ることを増やしていきました。

ー実際にどのようにデザインをしていますか。また、制作をする上で大事にしていることはありますか
キャラクターデザインでは要望から逆算して、似たような映画を探し、それらのイメージからインスピレーションを受けることが多いです。
また、過去に良いと思った映画のリファレンスなどを調べて、その内容を現代風に落とし込んだりしてイメージを形作っていきます。

意識しているのは、ただのCGにはしないということです。
いただいた要望やイメージに対してCGを作るのではなく、そのキャラクターを作る目的や、使用されるシーンのストーリー性を意識しながら制作しています。
キャラクターは作られて終わりではなく、その後のCMや映画の中で実際に生きるからです。

例えば直近制作した作品は、見た目は人間で中身がAIというコンセプトでした。
これは、AIに取って代わっていく時代背景(ストーリー)を映し出すつもりで制作をしました。

また、背景モデリングにおいては、日常の風景や人々の生活をよく観察するようにしています。
これは、クリエイターになって背景モデリングを行うようになって身につきました。
そうやって観察していると、普段気づかないような細かい表現に気づくようになります。
それを作品に落とし込むことで、よりリアルで馴染みのある街並みを再現できます。

3DCGデザイン おもひで
おもひで

多方面でのサポートがオプサーの強み

ー最初のお仕事はX(旧Twitter)から広がったとのことですが、なぜX(旧Twitter)を使って活動しようと思いましたか
とにかく自分を表現して、名前を売っていきたいと思っていました。SNSはあくまで「知ってもらう」ための手段、ツールとして捉えているのですが、その中でYoutubeよりも見やすいですし、ショート動画も投稿出来るのでXを積極的に運用しました。

Xでは、主にCG制作における1分間のチュートリアル動画を投稿しているのですが、タイパを気にする現代人には親和性が高く、広く受け入れられたと感じています。
CGや自分について全く知らない人に興味を持ってもらうことを目的としていたので、わかりやすさよりも面白さを重視していました。

1年程度運用して、フォロワーも増えたタイミングでお仕事をいただけるようになりました。
最初は裏方仕事が多かったですが、経験を重ね名前が知られるようになるうちに、大きな仕事もいただけるようになりました。

仕事以外では、TVやその他メディアにも取り上げていただくようになり、知らない人に「自分を知ってもらう」という当初の目的に対して、今では期待通りの結果を出せたと思っています。

ーX(旧Twitter)で仕事のオファーがある中、オプサーに登録したきっかけは何ですか?
オプサーのようなサービスを純粋に探していました。
Xでももちろんお仕事はいただけていますが、フリーランスクリエイターとしての実績はまだ3年ということもあり、オファーは不安定です。
また案件の規模感もバラバラであることが悩みでした。
確かに面白い仕事には出会えるけど、もう少し大きなお仕事にも巡り合いたいと思い、色々と調べていく中でオプサーを見つけました。

色々なサービスに出会いましたが、サイトデザイン、他クリエイター作品の質の高さからオプサーへの登録を決めました。

ー実際にビジネスマッチングツールを使ってみて印象はどう変わりましたか?
オプサーしか利用したことないですが、非常によく助けていただいており、登録してよかったと思っています。
今はSNS経由のお仕事より、オプサー経由での仕事が圧倒的に多く助かっています。
予算や案件の規模も大きく、チャレンジングなお仕事にも出会えており、自分の仕事の幅も広がってきたと感じています。

また、他の登録クリエイターの作品クオリティが高く、刺激をもらっています。
自分ももっと技術を磨いて、もっと大きなお仕事に出会いたいというモチベーションになっています。

ー仕事における信念や大事にしていることはありますか?
仕事であれど、遊び心を忘れたくないと思っています。
依頼されたものをそのまま作っているだけでは、バリューを提供できていないと思うからです。
自分に仕事を依頼してくださったからには、自分にしか出来ない作品でお返ししたいです。

また、時には少し難易度が高いお仕事をいただくケースもあります。
そのような時でも尻込みするのではなく、積極的にすり合わせを重ね、提案回数を増やすことで、期待を超えたいと思っています。

3DCGデザイン Space Ship
Space Ship

もっと表現を楽しむ力、突進力を武器に活躍していけたら

ーオプサーは経験豊富なクリエイターの登録が多いですが、それに対してそうらいさんの武器は何だと思いますか
若さという表現は少し違うと思いますが、経験が少ないからこそ臆せず突進できるところですかね。
経験を積めば、遠慮したり空気を読んだりする場面も必然的に多くなってくると感じています。
ありがたいことに、自分は良くも悪くも若さを理由に自由に発言をさせてもらっていると思っていて、それを求めている企業が多いのも事実だと感じています。

例えばデザイン提案では、まずは自分の世界観を100%出し切った絵コンテを出すようにしています。
自分の作品テイストを隠さず見ていただき、知ってもらうことが大事だと思っているからです。
そこから自分の意見をお伝えし、すり合わせを開始します。
自分はこの最初の絵コンテをとても大事にしています。

ー今後挑戦したいことや、将来のビジョンを教えてください
今後のビジョンとしては、特にこれといったものを描いている訳ではありません。
活動を始めた頃と変わらず、作品を通じて自分の表現を知ってもらうことが目的で、それに向かって目の前のことに全力で取り組むだけだと思っています。
今は、全力で向かっていった先に見えるものを楽しみたいと思っています。

一方で挑戦したいこと、習得したい技術はいくつかあります。
今も少し制作を行っていますが、楽曲制作や映画制作も挑戦してみたいと思っている分野です。
AIを使った制作にも興味があるので、勉強していきたいと思っています。

結果、様々な技術力を手に入れて、マルチクリエイターになれたらと思っています。

ーそれでは最後に、同じZ世代に向けてのアドバイスをお願いします
昨今SNS上には素敵な作品がたくさん投稿されています。
だからなのか、作品を1つ作るにあたって最初から完璧なものでなくてはならないと思い込んでいる人が多い気がします。
もっと柔らかく、表現したいものや面白い場面など、些細なことを表現したら良いと思います。
もっと表現を楽しんで、自分を出していってほしいです。

自分自身も、特別なアイデアがなくても些細なアイデアから制作を続けていくと、結果的に特別な作品ができたりする経験を何度もしてきました。
まずは自分の作品に対して、恥ずかしがらず未完成品をたくさん作ってみてほしいと思います。

若いからこその突進力を上手に使って、みんなで活躍していける世界になれば良いと思っています。

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