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クリエイターの声

オプサーはクリエイター視点で作られたサービスだと思う― azさん

映像編集・azさん

#インタビュー#動画制作#フリーランス
投稿日2024年01月17日
更新日2024年08月16日

opusr Creator's Voice vol.8

オプサーで活躍されているクリエイターの皆様へ、クリエイターとしての想いやオプサーとの関わりについて語っていただくインタビュー企画《opusr Creator's Voice》。

今回はオプサーが az さんの独立までの経緯や、最近の気づきについて聞かせていただきました。

Creator Profile

映像編集・azさん

Name:az 
Category:映像における演出、撮影、編集、制作
Profile:主にWEB広告、企業VP、採用映像などの制作を担当。演出、編集のみならず、撮影業務から進行管理まで、映像制作に関わる一通りの業務を一人で行う。

連続したインプットや経験が、自身の幅を広げてくれた

ー今までの経歴を教えてください。
大学在学中にCGが流行り、色々なソフトウェアに触れるようになったことがきっかけで、映像制作に興味を持ちました。卒業後、専門学校に通い、映像の勉強を本格的に始めましたが、当時学校では映像の基礎知識とソフトの使い方しか教えてもらえなかったため、編集方法や撮影技術などは独学です。

その後の就職活動では時代背景もあり、どのように映像制作会社に就職すれば良いかもわからない中で苦労しましたが、結果的に結婚式のムービーを制作する企業に就職しました。
その会社ではブライダルだけでなく企業VP(ビデオパッケージ)や、地方のショート番組なども制作していたので、編集技術や基本的なカメラの使い方、撮影方法など、基礎の経験を積むことができました。

次の会社では様々なジャンルの映像制作に本格的に取り組むようになり、映像技術だけでなくマネジメントまで経験しました。会社勤めを続けていましたが、周囲にフリーランスのクリエイターが増えてきたタイミングがあり、私自身も独立を決心していまに至ります。

勤めてきた会社はいずれも小規模企業が多く、映像に関わる一通りの業務を一人でこなさなければならなかったため、そういった意味で各社良い経験を積めたと思います。
今では経験を活かし、WEB広告、企業VP、採用映像など幅広い映像制作を行っています。

ーご経歴の中で”時代背景が今とは違っていた”と仰っていましたが、今現在とどのような違いがありますか?
圧倒的に情報が少なかったということが、大きな違いです。

例えば、今はYoutubeを開けば新しいソフトの使い方を教えてくれる動画がありますし、オンラインスクールやコンテンツメディアも豊富です。しかし当時の情報源といえは、本や学校の掲示板、スクールの友人からの情報提供が主でした。

インターネットは普及していましたが、映像制作における情報は少なかったですし、どのように情報へアクセスして良いかわからない中で色々と活動をしていました。

ーWEB広告、企業VP、採用映像など、制作される映像に幅があると感じますが、それぞれ制作を行うにあたって大事にしていることはありますか?
使用目的が異なるだけで特に大きくは変わらないと思っています。
どんな案件でも、クライアントが望むものを形にすることが最終目的だということは忘れないようにしています。
なので、ヒアリングには時間をかけて真剣に向き合うように心がけています。

しかし、ヒアリングを真剣にやればやるほど、クライアントからの要望は多岐に渡り、全部を盛り込むことが難しい場合もあります。
そういった時こそ、プロであれば納得していただける折衷案をきちんと出すべきであると思っています。

例えば、よくある話なのが、会社紹介動画を採用にも転用したいというものです。
会社紹介と採用動画では視聴者が違いますし、出さなきゃいけない情報が異なります。
その要望を全て盛り込もうとすると、どっちつかずの曖昧な映像が出来上がってしまうので、別々に制作すべき理由を納得いただけるようはっきり伝えるようにしています。

今後も自分の意見を共有しながら、クライアントの要望に応えられるように努力していきたいと考えています。

ドコモ キッズケータイKY-41C プロモーションムービー / docomoOfficial

クリエイター、企業、プラットフォーマー、それぞれの視点を持つことを期待したい

ーオプサーを利用したきっかけは何ですか?
元同僚で、オプサーを運営するHeurithm COOの諸石さんの紹介で登録をしました。
当時はオプサーのBETA版が始まったばかりで登録クリエイターも今ほど多くなく、本当にお仕事をもらえるのかもわからない中でしたが、諸石さんのプレゼンを聞きクリエイターへのリスペクトも感じられたため期待を込めて登録しました。
結果、今ではオプサー経由で色々なジャンルのお仕事をいただけております。
他サービスと異なり直接クライアントとやりとりができるので、代理店扱いされることなくヒアリング精度を高められるのでありがたいです。

ー今までで印象に残ったお仕事はありますか?
とある企業からいただいた案件で、発注から納品まで1ヶ月しかなかったときは久しぶりに痺れました。お声がけいただいた時点で内容もざっくりとしか決まっておらず、そこから企画、構成出しに1週間、並行して演者のキャスティングやロケハン手配なども行ないました。

最初は自分には難しいのではないかと思いましたが、今までの経験や人脈をフル活用し、無事終えることができました。
この経験から、「自分が思う以上に、今までの経験や実績が力になる」と自信を得ることができました。
経験は次の経験を連れてきてくれます。
それは、今まで愚直に頑張ってきたからこそ見える景色だと思っています。

ーそれでは、今後オプサーのようなビジネスマッチングプラットフォームに期待することはありますか?
プラットフォーマーはクリエイターだけを見ていても、発注企業だけを見ていてもダメだと思っています。両方の視点から見た、両社が使いやすいサービスになっていってほしいです。
その点オプサーはクリエイター、企業、両方の視点で作られたサービスだと感じ、とても使いやすいと思っています。

また、私は今も昔も”楽しい現場”を作ることを大事にしています。
良いものを作るために立場関係なくディスカッションできる現場を増やしたいです。
プラットフォーマー、クリエイター、発注企業それぞれがお互いをリスペクトした上で、上下関係なく仕事ができたらベストですね。
そういう案件、企業と出会っていきたいし、そういう企業の登録が増えたら素敵だと思います。

Introduction of Remote Support Tool BeckmanConnect and its success story / Beckman Coulter Life Sciences

業界の二極化に危惧、クリエイティブ自体がリスペクトされる世の中に

ー映像業界に従事されて長いかと思いますが、最近の映像業界、クリエイター界隈で思うこと、気づきなどはありますか?
昨今のクリエイターは二極化してきていると思っています。

今まで通り質の高いクリエイティブもあれば、SNSなどを中心に質の高くない映像が量産されていて、それを日常でよく目にするようにもなりました。
クリエイティブ業界はクリエイターの技術力によって受ける仕事の幅がある程度決まってくるのですが、質が担保されていないクリエイティブがその垣根を超えてきていることも、私が危惧していることの一つです。
短期的に見れば、安易なクリエイティブはコストパフォーマンスが高くエンゲージメントが得られるので良いのかもしれないですが、長期的に見てブランドイメージを毀損するリスクもあります。

企業のブランディングにとって映像やクリエイティブの質は大事だと思っています。
それを担保するには、クリエイター側の技術の幅や深さ、経験が必要だと考えています。
もっとクリエイターの、質や技術力がリスペクトされる世の中になると良いと思います。

ーそれでは最後に、今後の展望について教えてください
私は業界に勤めた時から、ずっと現場を経験してきました。
その経験を活かして、そろそろ管理や教育側に回っていきたいと思っています。
今までの経験やいただくお仕事から見ても、年齢的にもそういう時期に差し掛かっているのではないかと思います。
変わらず、”楽しい現場”がモットーなので、理想としては3〜4人くらいの小規模で和気藹々と仕事ができる会社を作りたいです。
それが私の目指す、ネクストステップです。

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