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ここなら自分の実績を登録してもいいと思えた ― ミキさん

ブランディングデザイナー・ミキさん

#UIデザイン#インタビュー
投稿日2023年08月22日
更新日2024年08月16日

opusr Creator's Voice vol.5

オプサーで活躍されているクリエイターの皆様へ、クリエイターとしての想いやオプサーとの関わりについて語っていただくインタビュー企画《opusr Creator's Voice》。

今回はミキさんへ、仕事の上で大切にされていることや、オプサーを利用されてみての感想について聞かせていただきました。

Creator Profile

ブランディングデザイナー・ミキさん

Name:ミキさん
Category:UIデザイン / グラフィックデザイン / ブランディングデザイン
Profile:UIデザイナー/ディレクターを経験し、デジタル領域のデザインに10年携わった後、ブランディングデザインの会社で経験を積む。2023年9月に独立し、多岐に渡るクリエイティブの依頼を受ける。


日米で幅広い経験を積んだのち、独立

ーまずはこれまでのご経歴を教えてください。
高校卒業後に渡米しアメリカの大学を卒業した後、そのままアメリカの企業のインハウスのデザイナーとして就職しました。そこではリーフレットやクーポンといった紙媒体やキャンペーンのLPなど、主にマーケティングまわりのデザインを担当していました。その後帰国を機にUI/UXに強みを持つデザイン会社に転職して、UIデザイナー・ディレクターとして新規サービスの立ち上げやリニューアルに関わる業務を5年ほど経験しました。その後、ブランディングの領域に興味を持って、ブランディングの案件に関われるデザイン会社に転職しました。そこでは半年ほど働き、昨年の9月に独立しました。

ーありがとうございます。次に、オプサー にご登録いただいたきっかけを教えてください。また、オプサーにご登録いただく以前はどのように案件を受けられていたのでしょうか?
オプサーに登録したのは、フリーになってから何度かお仕事をご一緒した信頼しているマーケティングプランナーさんからご紹介いただいたのがきっかけです。実はご紹介いただいてから半年ほど放置してしまっていたのですが(笑)、その後やっぱり面白そうだなと思って登録しました。
普段の仕事は基本的に知り合い経由の案件が多いです。会社に勤めていたときのクライアントから独立後もご連絡いただいてお仕事させていただくこともあります。

ー紹介で案件を受けられることが多いとのことですが、これまでオプサー以外のビジネスマッチングサービスを利用されたことはありますか?
いくつかサービスの名前は知っていますが、登録したことはないです。フリーで仕事をしている以上、自分自身のブランディングのことを考えると登録しづらいという印象を持っていました。

ーそこに登録することがご自身のメリットにならないという印象があったということですね。そうした中でオプサーにご登録いただけたのは何か理由はありますか?
信頼している方からご紹介いただいたから、というのが最初のきっかけですが、オプサーの方からサービスの紹介を受けて、これから面白いことをやっていかれる会社なのかなと感じました。また、打ち合わせの際に見せていただいたUIが素敵だったので、ここなら自分の実績を登録してもいいのかなと思えたのが理由としては大きいです。

etoma パッケージデザイン
ミキさんのポートフォリオ例(etoma パッケージデザイン)

コミュニケーションを重ねることが新しいアイデアにつながる

ークリエイターとして活動されている中で、あるいは、実際のデザインに取り組む過程の中で、ご自身が大切にしていることや、デザインに対する信条、お考えなどありましたらお教えください。
クライアントとのコミュニケーションを特に大事にしています。実際に手を動かして作っていくところよりも、その前の段階でヒアリングしたりディスカッションする時間のほうが長いです。デザインの具体的な要望をお聞きするというのももちろんですが、それだけではなく何気ない会話も大事だと思っていて、そこから人や組織の雰囲気を肌で感じることでアイデアが生まれたりもしますね。
今オプサー経由で契約させていただいている案件でも、完全リモートの案件なのですが、オフィスまでご挨拶に伺ってランチをご一緒してお話しさせていただいたりもしました。対面でのコミュニケーションで何かが生まれることも多いですし、お互いに仕事がしやすくなると思っています。

ー案件のヒアリングだけでなく何気ない会話も含めてコミュニケーションを大切にされているとのことですが、そういったコミュニケーションから実際にアイデアが生まれたことがもしあれば具体的に教えていただきたいです。
あるコスメブランドのクリエイティブディレクションを担当させていただいた際の話です。そのブランドは「時短」をコンセプトにした商品を企画している段階でご相談をいただきました。ブランドのプロデュースをされている方とお話ししていると、「時短にはネガティブなイメージがあるのが気になる」とか、「自分のケアに手が回らない全女性に罪悪感を持って欲しくない」といった想いを持たれていることがわかりました。そこで私から、「時短」ではなくて「時産」というコンセプトでポジティブなイメージに変えていきませんか、というご提案をさせていただいて、その方向で実際にデザインにも反映して今も商品を展開しています。
ただブリーフを渡されてデザインするだけであれば「時短」のまま進んでいたと思いますし、時短というワード自体は他のブランドでも使われることも多いものなので、「時産」というコンセプトに方向転換できたことで差別化にもなったのではないかと思います。
たくさんコミュニケーションを重ねて、企画の段階から商品として世に出すまでに2年かかりましたが、個人的にも思い入れのある商品になりました。


ーミキさんが提案したコンセプトが実際に商品にも反映されて今も販売されているというのは素晴らしいですね。その他、オプサー経由でお受けいただいた案件で印象に残ったものがあれば教えてください。
今年の6月からフィンテック系のアプリのUIデザインを担当させていただいていており、紹介ではないので全員初めましての状態からスタートして最初は緊張していました。ですが、チームの雰囲気も良くて、社員・業務委託といった形態も関係なくリスペクトをもって向き合っていただき、働きやすい環境にしていただいているなと感じています。

ーそれは良いですね。最初にオフィスまでご挨拶に伺ったとお聞きしましたが、それも円滑に業務を進められる要因なのではないでしょうか。
そうですね。日頃からカジュアルにコミュニケーションをとっていただいていますし、先方からも依頼しやすいと思っていただけているのではないかなと感じています。

オプサーに登録する前に別の案件に工数がかかっていて半年ほど登録できなかったのですが、正直、業務委託の立場の弱さといいますか、コミュニケーションの部分でやりづらさを感じてしまっていたので、そういう意味ではオプサー経由の案件ではそういった問題もなく非常に仕事に取り組みやすい環境を整えていただいているかと思います。

ーお話を伺っていると、ミキさんの場合は複数の案件を並行して進めていくというよりは1つの案件にしっかり向き合われるというスタンスなのでしょうか。
そうですね。マルチタスクがあまり得意なタイプではないのと、ターゲットになりきって考えたいと思っているので、基本的には2-3件までが限界かなと思っています。

ー案件数は絞って受けられているのですね。ご依頼も多くあるかと思いますが、案件を受けられる上で重視されていることなどがあれば教えていただきたいです。
お互いをリスペクトできる組織や人と働きたいと思っているので、条件面以上に人との関係性は重視していますね。あとは関わる商品やサービスに共感できるか、よりよくしていきたいと思えるかどうかも重要ですね。

FUJIHARU BUTTER ロゴ/パッケージデザイン
ミキさんのポートフォリオ例(FUJIHARU BUTTER ロゴ/パッケージデザイン)

横のつながりからきっかけが生まれたオプサーのミートアップ

ーご自身が大切にされている働き方について、オプサーが貢献できていること、あるいは、今後オプサーに期待していることがあれば教えていただきたいです。
先日オプサーが主催されていた登録クリエイター向けのミートアップに参加させていただいたのですが、参加してみて非常に良かったのでぜひまた開催していただきたいです。ミートアップでお会いした方と今も連絡をとっていたり、そこで知り合ったイラストレーターの方に実際に依頼をさせていただくことになったりと、横のつながりができてとても感謝しています。

あとは、現状はUIの案件が多いと伺っているのですが、今後ブランディングの案件も増えてくるといいなと思っています。

ー本日は様々なお話を頂きありがとうございました。
クリエイターの皆様に使いやすいサービスを目指して、引き続きサービス改善に努めたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

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