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UIデザイナーとUXデザイナーの違いや仕事内容を徹底解説!WEBデザイナーとの違いも!

#UXデザイン#UIデザイン#Webデザイン
投稿日2024年08月13日
更新日2024年10月29日

UI(ユーザーインターフェース / User Interface)デザイナーとUX(ユーザーエクスペリエンス / User Experience)デザイナーの役割が重要視されていますが、それぞれの職種の違いを明確に理解している人は少ないかもしれません。これらの役割をしっかりと理解することは、キャリアを選択する際や、デザインチームを編成する際に大いに役立ちます。ここでは、UIデザイナーとUXデザイナーの違いについて詳しく解説します。

UIデザイナーとUXデザイナーの違いを理解しよう!

UI/UXデザインを行っている女性

UIデザイナーとは?

UIデザイナーは、製品やサービスのビジュアル面を設計する専門職です。彼らの主な仕事は、ユーザーがアプリやウェブサイトとどう関わるかをデザインすることです。具体的には、画面のレイアウト、色使い、文字のスタイル、アイコンなど、視覚的な要素のデザインを行います。UIデザイナーの目的は、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを提供し、視覚的に魅力的なデザインを実現することです。業務には、FigmaやAdobe XD、Sketchなどのデザインツールに精通していることが求められます。また、最新のデザインのトレンドを常に把握したり、ブランドガイドラインを守ったりすることも重要です。UIデザイナーの仕事は、ユーザーにとって美しく、使いやすいインターフェースを作り出すことです。

▼UIデザイナーについて詳しくはこちら
https://opusr.jp/journal/a_100034

UXデザイナーとは?

UXデザイナーは、ユーザーが製品やサービスを利用するときの体験全体のデザイナーです。彼らの目標は、ユーザーが得る体験をできるだけ良いものにすることです。UXデザイナーは、ユーザーリサーチを通じてユーザーのニーズや行動を把握し重要な要素をまとめ、製品が使いやすくなるように戦略を立てます。彼らはワイヤーフレームやプロトタイプを作り、ユーザビリティテストやアンケートを行って、得られたフィードバックをもとに改良を重ねます。求められるスキルとしては、データ分析力やユーザビリティテストの経験、問題解決力。さらに、プロジェクトマネージャーや開発チームと協力し、ユーザーの視点に立った最適な解決策を提案するなど多部門との連携力も求められます。

▼UXデザイナーについて詳しくはこちら
https://opusr.jp/journal/a_100041

UI / UXデザイナーとWEBデザイナーとの違い

WEBデザイナーは、ウェブサイトの全体的なヴィジュアルデザインとレイアウトを制作する専門家です。彼らの目的は、ユーザーがウェブサイトを視覚的に魅力的で使いやすいと感じ、必要な情報を見つけやすいようにすることです。WEBデザイナーは、HTMLやCSS、JavaScriptの基本知識、レスポンシブデザイン、グラフィックデザイン、SEOの基礎知識を持っている場合もあります。一方でUIデザイナーはウェブサイトやアプリを快適に使いやすいようにデザインする専門家です。専門性の違いが両者には存在しています。

UIとUXの具体例を用いて解説!

アプリのUIを検討している様子

例えばECアプリ(Amazon等)で両者の役割を考えてみましょう。

UIデザイナーの仕事例

UIデザイナーは、ECアプリの見た目をデザインします。ホーム画面では、ブランドのイメージに合った統一感のあるデザインを作ります。商品詳細ページでは、商品の魅力を最大限に引き出し、ユーザーが簡単に操作できるようにします。カート画面では、購入の流れをわかりやすくし、使いやすい動きのあるボタンや機能を整えます。購入画面では、入力フォームをわかりやすくシンプルにし、ユーザーが安心して利用できるデザインを行います。プロフィール画面では、ユーザー情報を整理し、個別に設定できるオプションを提供します。また、検索機能や絞り込み機能を整え、商品をスムーズに探せるようにします。

UXデザイナーの仕事例

UXデザイナーは、ユーザーの体験全体をより良くすることを目指すため、ユーザー調査を行い、ユーザーのニーズを把握します。そして、典型的なユーザー像や、ユーザーがアプリ内でどう動くかを描き出します。画面の設計図を作り、試作品を用いて使いやすさを確認し、必要な改善を行います。情報の整理や構成を見直し、操作をわかりやすくします。また、ユーザーがアプリを使い続けたくなるような工夫を考え、個々に合わせた体験を提供します。

UIデザイナーとUXデザイナーの共通点と相違点

項目

UIデザイナー

UXデザイナー

主な目的

ユーザーインターフェースの視覚的魅力を向上

ユーザーの体験を最適化

フォーカス

視覚的デザイン(色、レイアウト、タイポグラフィ)

ユーザー体験(使いやすさ、満足度)

成果物

画面デザイン、スタイルガイド、ビジュアルモックアップ

ワイヤーフレーム、プロトタイプ、ユーザビリティレポート

必要なスキル

グラフィックデザイン、ビジュアルセンス、デザインツールの操作

ユーザーリサーチ、データ分析、プロトタイピング

プロセス

デザインコンセプトの提案、視覚的プロトタイプの作成

ユーザーリサーチ、ユーザビリティテスト、フィードバックの分析

主な関係者

デザインチーム、開発者

プロジェクトマネージャー、マーケティングチーム

デザインの分野では、UIデザイナーとUXデザイナーの違いを理解することが、キャリア選択やチーム運営で非常に重要です。UIデザイナーは、ユーザーインターフェースを視覚的にデザインすることを主な役割とし、画面レイアウトや配色、フォント、ボタンやアイコンのデザインを担当します。
対照的に、UXデザイナーはユーザーの体験全体を設計し、使いやすさ、機能性、ナビゲーションのスムーズさを重視します。どちらの職種もユーザーを中心に据えたデザインを目指していますが、それぞれアプローチや重点を置く点が異なります。

UIとUXデザインの関係とは

UIデザインとUXデザインは互いに不可欠なパートナーであり、両者がうまく組み合わさって初めて、素晴らしいユーザー体験が生まれます。そのため、UIデザイナーが魅力的で直感的なビジュアルを作ることで、UXデザイナーが設計したスムーズで満足度の高い体験を支えます。たとえば、UIデザインが美しく洗練されていても、UXデザインが不十分だとユーザーは操作に戸惑い、製品の良さを十分に味わえません。
逆に、ユーザーのニーズを満たす優れたUXデザインがあっても、UIがわかりにくければ、ユーザーは混乱してしまい、製品を使う意欲をなくしてしまうかもしれません。だから、UIとUXがバランスよく調和することは、ユーザーの期待を超える体験が提供され、結果的に製品の成功につながります。この関係は、企業が採用する際にも考慮すべき重要なポイントであり、適切な人材を見極めるための基準となります。

まとめ

UI/UXデザインをしているデザイナー

このように、UIデザイナーとUXデザイナーはそれぞれの専門性を活かしつつ、密接に連携することで、ユーザーにとって最適な体験を創り上げます。デザインに関わるすべての人がこの違いと相互作用を理解し、プロジェクトに活用することで、デザインの価値をさらに高めることができるでしょう。ユーザー中心のデザインアプローチを実践することで、プロダクトの成功につながり、ブランドの信頼性や顧客満足度を向上させることが可能です。

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