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特別インタビュー

企業とフリーランスがフラットで真っ当なビジネス関係を築けるように

GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩

投稿日2024年11月19日
更新日2024年11月19日

業界や分野問わず”デザイン”に関わる方々に、目的や信念、その領域におけるデザインに関する考え方やノウハウを伺っていくコンテンツシリーズ「◯◯のデザイン」。

今回は「あんしんと補償のデザイン」と題し、フリーランスが陥りやすいトラブルとその解決策について、「FREENANCE(フリーナンス) byGMO」を運営するGMOクリエイターズネットワーク株式会社の湯本 和浩さんにお話を伺いました。

GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩
GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩

GMOクリエイターズネットワーク株式会社
Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム
湯本 和浩

エンタメ業界にて様々なクリエイターと共にディレクター・プロモーターとして業務を経験。GMOクリエイターズネットワークに入社後、現在はマーケティングチーム責任者としてWEBマーケティングを中心に、イベント/セミナー運営、CRM、アライアンス等の業務を行う。

フリーランスの厳しさを肌で感じたことが、サービス立ち上げの原動力に

– 今日はよろしくお願い致します。まずは、「FREENANCE byGMO」というサービスについてお伺いできればと思います。「FREENANCE byGMO」では実際にどのようなことができるのでしょうか。

湯本氏

ありがとうございます。我々GMOクリエイターズネットワーク株式会社は、フリーランス・個人事業主に特化したお金と保険のサービス「FREENANCE byGMO」を運営しています。

我々のビジョンは、全てのフリーランスの方々が自由に、そして安心して働けるための土台となること。
そのために、手持ちの請求書を最短で即日中に現金化できるファクタリングサービス「FREENANCE即日払い」や、仕事中の事故や納品物の欠陥による事故等を最高5,000万円まで補償する損害賠償保険の提供を通じて、皆様の抱える資金面やリスク面での不安や課題解決に取り組ませていただいております。

元々、弊社は制作事業を生業(なりわい)としていました。全国各地のライターやカメラマンの方々と協働する中で、フリーランスの皆様が抱える資金繰りについての不安や、仕事でトラブルが起こったときの対応の難しさを肌で感じてきました。
その経験から、フリーランスの方々がそもそもの生業に専念できるように、フリーランスの方々に寄り添い不安を軽減できるサービスを生み出したいと思うようになりました。

それが「FREENANCE byGMO」が立ち上がったきっかけです。

昨今、フリーランスの方々に向けたサービスは多岐にわたります。
弊社はその中でも、「お金」や「保険」といったフリーランスの皆さんのインフラとも言える部分に焦点を当て、バックアップしていきたいと思っています。

– 確かにフリーランスになろう!と思っても、安定した収入が難しかったり、緊急でお金が必要になったりというケースにどう対処するかなど、不安に思われる方が多いと思います。フリーランスの方々が「お金」の部分で実際に困るシーンってどんな時なんでしょうか。

湯本氏

一番はキャッシュフローがうまく回らなくなるケースでしょうか。

フリーランスの場合は案件が終了して請求書を発行しても、入金されるのは翌月末日ということが多いと思います。
また、特にクリエイターの方は経験があるかもしれませんが、大きな仕事を受注して、その仕事の時間を確保するために他の仕事をセーブすると、その大きな仕事の報酬が入金されない限り無収入の状態が続くこともあるかもしれません。
そういったお悩みをお持ちの方は、多いという印象です。

ポジティブなお悩みでいうと、独立資金の調達、より大きな仕事にチャレンジしたい時、新しい事業を立ち上げる時、すぐに報酬を手にすることで仕事へのモチベーションを上げたい時、新しいスキル習得のための費用を確保したい時など、チャレンジしたいけれど資金がないといったケースもあると思います。
銀行から融資という方法もありますが、融資の場合は事業計画書等の資料を用意するのに手間がかかるでしょうし、審査の時間もそれなりに要する可能性があります。
また、返済義務が伴う融資は心理的なハードルが高くなるかもしれません。

そんな、いざという時のサポートとして弊社では、請求書を最短で即日中に現金化できるファクタリングサービス「FREENANCE即日払い」を提供しているんです。
「FREENANCE即日払い」を活用いただくことで、そうした資金繰りの不安が軽減されます。
自身のキャッシュフロー改善だけでなく、自分の仕事を手伝ってくれた外注先への支払いなどにも充てることが可能になります。

GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩
GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩

フリーランスの方々をさまざまな不安から解放したい。

– フリーランスの方々は目の前の問題に対して、ご自身で解決していかなければならない立場にいると思います。お金の面以外で、フリーランスの方を悩ませる「不安」って他にどのようなものがあるのでしょうか。

湯本氏

オプサーに登録されているようなデザイナー、クリエイターの方々に多い事例で言うと、制作に関わるミスやデータ紛失・漏洩、納期遅延、権利侵害などの事案ですかね。
例えば、PCの破損によって業務ができなくなってしまうことで納期が遅延した、撮影中に撮影する商品を破損させてしまったなどのトラブルが想定されます。
自分に悪気はなくても、納品物が第三者の盗用にあたると指摘されてしまう、著作権侵害などのトラブルも起こりうるでしょう。

また、自身が損害を与えてしまうリスクだけではなく、自身のデザインが盗用されるというように自分が損害を受けるリスクもあります。
そんな時に正しい対処方法がわからないままだと、泣き寝入りをしなければならなくなるケースもあるんです。

このようなトラブルのリスクは常につきまとい、特にクライアントに損害を与えてしまった場合の賠償リスクは深刻です。
しかし現状、フリーランス向けの保険は非常に限られています。

弊社では、仕事中の事故に備える損害賠償保険、怪我や病気による就業不能時の収入減に備える所得保障保険を用意しております。
「FREENANCE byGMO」には「フリー」「レギュラー」「プレミアム」3つの会員プランがありますが、無料の「フリー」会員でも最低限の備えができるように、仕事中の事故や納品物の欠陥による事故などを最高5,000万円まで補償する損害賠償保険「FREENANCEあんしん補償Basic」が付帯します。
さらに「レギュラー」「プレミアム」会員に付帯する「FREENANCEあんしん補償」は、著作権侵害や納期遅延などのミスによるトラブルまでカバーすることができます。

個人でも手軽に必要な備えを整えていただき、事故やトラブルに対する不安から解放されることで、フリーランスの皆さんはより安心して働けるようになるはずです。

– 実際に損害賠償のトラブルに巻き込まれるとどのような事態になるのでしょうか。

湯本氏

損害賠償金や収束までの時間はケースバイケースだと思いますが、数百万円という高額な賠償金を請求されてしまう可能性もゼロとはいえません。
また、損害賠償に発展しかねないトラブルに直面すると、法的な解決を図ることも、泣き寝入りを防ぐことも、フリーランス個人では難しい。
しかし、だからこそ弊社のような存在がお役に立てるのではと思っています。

トラブルが起こった際には企業とフリーランスの方々の間に立ち対等な立場で交渉することが可能なので、一人では背負いきれない問題まで抱え込まずに済みます。
解決までサポートすることで、フリーランスの方々は自身の仕事に集中できるようになるのです。

GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩
GMOクリエイターズネットワーク株式会社 Fintech事業部 マネージャー マーケティングチーム 湯本 和浩

フリーランスの皆さんが自由に挑戦できる環境を整えるために。

– お金や補償の面でどういったトラブルやリスクが多いのか、その対処方法について教えていただきました。その他、気をつけておいた方が良いことはありますか。

湯本氏

まずはここまでお話ししてきた通り、フリーランスの方々は会社員よりもキャッシュフローが不安定になりがちなので、いざという時の収入の確保手段は身につけておくと安心だと思います。
あとは収入面のことだけでなく、クライアントとのトラブルにも備えておくべきです。
会社員であれば上司や同僚に相談できるようなトラブルも、フリーランスは自らが対応しないといけません。
トラブルが起こらないように事前に契約書を確認するなども大切ですが、いざトラブルが起こってしまったときのサポートや保険もおさえておくことが大切だと思います。

また11月からフリーランス新法が始まりますが、そういった情報をいち早くキャッチし理解しておくことも、自分を守る上で非常に大切です。
弊社では「FREENANCE MAG」というメディアを運営しています。
そこではフリーランスの方が知っておくべき法律や制度について、専門家の解説を掲載しておりますので、そういったメディアを上手に活用してみてください。

– 専門家の解説は有難いですね。それでは最後に今後の展望をおしえてください。

湯本氏

フリーランスが働きやすい環境を実現するには、社会全体での取り組みが不可欠です。
弊社としては、企業とフリーランスの間に、フラットで真っ当なビジネス関係が成立する環境を整備する役割を担いたいと考えています。
ファクタリングによるキャッシュフロー改善も、損害賠償保険による備えも、フリーランスの皆様が安心して働ける社会の実現に資するはずです。

一人で解決するのが難しい課題は数多くありますが、一人で抱え込ませない仕組みを社会全体で作っていきたいです。
そのためにも、まずは「FREENANCE byGMO」をより良くしていくべく、今後もサービスの幅を広げていきたいと思っています。

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